2020-01-01から1年間の記事一覧
あらすじ 「サスペンスという割には緊張より笑いが勝る」 悪徳警官が悪ガキどもにパトカーをパクられて憤死するという愉快な本作。本作には悪党しか登場しない。素行不良の家出少年にチンピラ、腐敗警官といった具合に社会に対して唾を吐く優等生のみがモニ…
あらすじ 「前衛的ですね(適当)」 マフィアのボスが臓器のパーツを取るために自身のクローンを培養していたら、そのクローンが逃げ出して反旗を翻したので、腕利きの賞金稼ぎを雇って反撃するでござるという近未来サイバーパンク世界観が展開される本作に…
あらすじ 「エイリアンvs戸塚ヨットスクール」 山でのキャンプを通じてチンピラ高校生を更生させようとしていたらたまたま運よくエイリアンと遭遇して殺されていくでござるといった流れ作業が87分。本作第一の瑕疵は「更生プログラム」というセットアップが…
あらすじ 「他者基準より自分基準」 宇宙から飛来したドローンの攻撃によって地球はオーマイガッデムになってしまった。しかし地球人は死滅していなかった!「ホーネット」というコードネームのシンクタンクの指揮のもとで軍の残存戦力は抵抗を続ける。 主人…
あらすじ 「帰ってくるな」 CGの出来は良かった。嗚咽を絞り出すように、本作の美点を抽出するとすればその程度が限界だろう。車で逃げる主人公たちを変形型ロボが上空から追撃したり、マシンガン装備の巨大ロボがヘリ(輸送用)とタイマンを張ったり。「わ…
あらすじ 「勧悪懲善」 ある夜ガキがブードゥー教の神秘アイテムを盗んで逃走。ペン状の形態をしたそのアイテムは「それで描かれた相手をヘビがブチ殺す」という効能を持つひみつ道具だった。ガキには親父がいたが、彼は酒をかっくらって女房を殴打するとい…
あらすじ 「雰囲気映画(雰囲気があるとは言っていない)」 核戦争後の荒廃した世界で人類はまだ死滅していなかった。主人公のオッサンは「危機」から街を守る「デルタ部隊」のオフィサーである。最強の戦力であるデルタ部隊。スウェットの上に迷彩柄のベス…
あらすじ 「尻軽オヤジのボクササイズ」 「ファイターには3つのタイプがある。1つはハッタリをかますタイプ。2つは向こう見ずなタイプ。最後は高度に訓練されたタイプだ。最後のタイプはまずいない。殆どは1つ目か2つ目のタイプだな。」 作中で主人公の…
あらすじ 「都会>田舎」 開幕早々「この物語は実話がベースです」という至極どうでもいい真っ赤な嘘が塗りたくられる。そして流される映像。それは毛むくじゃらの着ぐるみがウホウホ言いながらオッサンやオバハンを切り裂くネバーランドである。 主人公の保…
あらすじ 「マスゴミ無双」 ロリコン野郎による児童殺害事件を軸に、バグったマスコミが大暴走!という心温まるハートウォーミングな本作の主張は単純明快である。それは「人が他者を理解することの不可能性」である。 本作の中心部に陣取るワイドショーのレ…
あらすじ 「CGによるオバケ屋敷」 ピラニアとアナコンダを足して2で割ったかのような巨大ヘビがハワイで人を襲う!本作は忠実である。その単純さに。本作は単純である。その忠実さゆえに。背中合わせのこの2つが螺旋を描く。その階段を上った果てに見える…
あらすじ 「文化祭」 ガキの頃から殺し屋として育てられた学生が闇の仕事(核爆)に従事してバトルする。筋はこれだけである。本作のほとんどは戦闘シーンによって構成されている。 ではその戦闘シーンは評価に値するであろうか。答えはアンポシーブルである…
あらすじ 「結局銃撃ってるだけ」 時は西部開拓時代。アメリカのとある田舎町にヘビが大量発生。地元のガンマンたちが銃を撃ちまくるぜ!という本作は、おわかりだろう。偏差値で言えば38ぐらいの、ハイパー頭悪い系量産型映画である。 コルトだのウィンチェ…
あらすじ 「トライポッド亜種」 米軍が開発していた殺人マシーンが暴走して、どっかの孤島で暴れまわるという張三李四の本作をまずは褒めておこう。褒めれば必ず伸びます!と教育家もいうではないか。「兵器と同じで褒めるのも状況によりけりだろ」などと考…
あらすじ 「劣化版ドラえもん」 連続殺人事件を捜査していたドイツの刑事がひょんなことから東西冷戦時代にタイムスリップ!でもタイムスリップしたからといって特に捜査に論理的影響があるわけではないぜ!という本作は、歴史という名の雄大な大河に垂らさ…
あらすじ 「恐竜の看板で市民を欺罔せんとする量産型POVモノ」 ”本記録映像は、専門家により本物と証明されている。これにより、科学者たちの自然界に対する研究は激変するであろう。” 今になって思えばこれは暗示だった。さらっとパッケージを眺めた程度で…
あらすじ 「チーズ牛丼で画像検索したらカオスだった」 陰気でムカつく義理の父親が満月の日に狼男に変身してパーリーピーポーやマスコミ気取りのバカの内臓をえぐり取る!ラストは陰キャ(最近ではチー牛と言うらしい)の男女が狼男に天誅の一撃!という本…
あらすじ 「叫んだら即死(即死するとは言っていない)」 12世紀のアイルランドで王立騎士団により封印されたバンシーなる女妖精がいた。彼女は相手をおどろかせ、悲鳴をあげさせてから処刑するという迂遠な過程を好む自立式びっくり箱である。 ならば悲鳴を…
あらすじ 「エイリアンVS性犯罪者」 「エイリアンが思念体となって人類の肉体を乗っ取っている!そのために必要な人類拉致には世界各国の軍・警察・情報機関にフリーメーソンが関わっているんだ!」 鼻息荒く語りだすオッサン。当然、彼はオカルトマニアでは…
あらすじ 「トイレットペーパー以外は流さないでください!」 環境破壊で地球がガッデムになった近未来。人類とかいう薄汚い種族はその存亡を賭けて火星に移住していた。マーズ・ニューヨークだのマーズ・ロサンゼルスだのといった地球を模した都市を建設し…
あらすじ 「アーメン」 とあるステーションが宇宙を漂っていた。そこにはメンタルに問題がある患者が集められ、企業による心理学的見地に立った治験が行われていたが結果は芳しくなかった。そんなある日、「神の使い」とあだ名されるオッサンが移送されてく…
あらすじ 「こんどの敵は、男性性!(ポリコレ風に)」 宇宙からやってきたエイリアン2体が殺し合いを演じる中、巻き込まれた地球人がひでぶになったりあべしになったりする本作については、3.7cmPaKでKV-1とタイマンを張れと言われた対戦車猟兵の心中と同…
あらすじ 「脳筋(アメフト部)が焼けただれるのを愛でる映画」 悪徳企業が流出させた排気物のせいで雨が一瞬で酸性雨になり人が死ぬという安直なストーリー。それでもその単純さゆえに、本作は頭悪い系災害映画として最低限のラインを保つことに成功してい…
あらすじ 「よく言えば三国志」 アメリカのとある州立公園に隕石が落下。なんとその隕石にはエイリアンが付着していたのだ!地球人に寄生するエイリアン!食い破られる腹!初代プレステレベルのエイリアンのCG!本作は安心安全のお約束鉄板クソ映画である。 …
あらすじ 「張三李四のコメディ映画」 イケメンでもなければブサイクでもない主演の中年男性がピストルをもってテキトーに悪者をやっつける!これのどこを褒めればいいのか。 主役のルックスはどうだろう。彼は捜査の過程でスーツを脱ぎ捨てる。露わになる中…
あらすじ 「古典レイプ」 「H.G.ウェルズ『宇宙戦争』再映像化!」「独自の新解釈でこのSFの古典に挑む!」なるほど、素晴らしいではありませんか。古典の素晴らしさは時という審美眼に耐えうるだけの骨太さではありませんか。それをベースとして、本作はど…
あらすじ 「主役級の行動原理がバグりすぎている」 不老不死という設定のオッサンたちがしょうもないチャンバラを101分間繰り広げる本作は、視聴翌日に内容を全て忘れているタイプの量産型廃棄物である。特に素晴らしいのは主人公とそのライバルの生きざまで…
あらすじ 「パンツに舞い降りた残尿のような違和感」 凶悪犯脱獄!がんばれ!平和な田舎町を守るべく立ち上がった警察署長たち!と思いきや実は警察署長たちの方が悪だった。彼らは街の開発に係りトラブルを犯した先住民の男性にえん罪を被せ投獄したあげく…
あらすじ 「バグったジジイとクジラの輪舞」 1969年、体長150mの超巨大クジラによりアメリカ海軍の潜水艦がチューペットのように真っ二つにされる。かろうじて生き残るも片足を失った一兵卒は超巨大クジラに復讐を誓う。 時は流れて2010年。隻脚の元一兵卒は…
あらすじ 「大日本帝國万歳」 主人公たちはチンピラ高校の応援団に所属している。団は日々社会のために活動している。彼らは蛇腹の学ランを伝統ある制服とし、近隣地区を巡回する自警活動や街宣右翼の使い走りに従事している。もちろん用いる力は暴力である…