
あらすじ
「相克するレイシズムとホモセクシュアル」
第二次世界大戦中オーストラリアでピューマが暴れていてマジヤバイので在豪米軍の分隊がピューマ討伐に出動するというナチュラルにも程がある導入が鑑賞者の心を不安に染めてゆく。
分隊員は5人。元映画俳優のユダヤ系士官、グラサンの下士官、オタク風のオッサン、イタリア移民のオッサン、そしてレイシストのオッサンである。レイシストのオッサンが上官を「ユダヤの豚」とののしったりイタリア移民のオッサンを「ファシスト野郎」とののしったりする微笑ましいコミュニケーションの中で分隊はウォーキングしてゆく。
なお分隊は変なメーターのついた巨大な銀色のクーラーボックスみてえな謎のゴミを運搬しており、「ピューマおびき寄せ機」として紹介されたそのひみつ道具の存在のあまりの自然さに世界の映画美術部門は脱肛せざるを得ないだろう。
もちろんピューマおびき寄せ機は実はタイムマシンで分隊が5万年前にタイムスリップした挙句UFOを発見したらグラサンの下士官は実はナチスのスパイでUFOを借りパクしてどっかに飛んでいくといったストーリー展開は自明である。
グラサンを追いかけてタイムマシンで未来に行くとそこはナチスが支配する桃源郷になっていた。そこでグラサンはレイシストをナチスに勧誘、レイシストはこれを承諾。するとレイシストは機械の体を手に入れていた!機械の体を手に入れたらやることは何だろうか?それはもちろんホモセックスである。
ロボットアームをディルドーに変形させたレイシストがユダヤ系士官のケツを掘る、その美しい光景はまさにThe Galaxy Express 999 will take you on a journeyである。なおホモレイシストはその後手榴弾で秒殺され、俺たちの戦いはこれからだ!でエンドロールである。
自分とは違う考え方をいたずらに否定することによって寛容さを失うことは人類社会にとって損失であると考えるが、本作の存在を否定することによって我らの文明に何らかの損失が生じるとは到底思えない。このガイアに生きる地球市民が本作のDVDを見つけ銃撃に及んだとしても正当防衛が成立するだろうし私は喜んで弁護人として証言台に立つだろう。
総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)
★☆☆☆☆
以上