あらすじ 「前が見えねェ」 地球軍と月軍が戦争をしているので現場の兵士からお送りします系の本作は、全ての構成要素について救いの蜘蛛の糸を見出すことが限りなく困難なブツである。 小道具のライフル、その一部分だけは良かった。クロースアップで使用さ…
あらすじ 「立憲主義万歳」 人間軍とダークエルフ軍が戦争をしていて、人間軍が負けている。マジヤバくね?ということで人間軍の王女様が他国へ援軍を呼びに行く。その道中でドラゴンとバトルして倒したら何の脈絡もなくダークエルフ軍が降伏するという本作…
あらすじ 「オービターアイズ(本ブログは新堂潤先生の『redEyes』を応援しています)」 IT企業の社長が富士山の石(ブッダ作)の呪力で天からレーザーを撃ち世界征服を目論むという本作は科学的啓蒙思想に基づき人類を解放しようとする自由と平等の使者であ…
あらすじ 「こういう作品がバニッシュされてほしい」 むかしむかし、あるオッサンが16人をブッ殺した、いわくつきの工場へ、その謎を解き明かすべくテレビクルーが乗り込む!彼らは事件解明のために一体何を行うのだろうか?それはもちろん悪魔降霊の儀式で…
あらすじ 「大日本帝国要素は0」 旧日本軍はアジア全域からパクってきた金塊をフィリピンのどっかの島に隠したんや!だから掘り返して金持ちになろうぜ!という設定の下、欲望を露わにするのは、オバハン、オッサン、チンピラ、マダム、議員の5勢力。なお本…
あらすじ 「車はソシャゲ」 主人公は眠たそうな目をした髪型セブルス・スネイプ風の冴えないオッサン。彼は昔“湾岸の帝王(自称)”であったことを誇りとしている。家族のために新車を買おうとする妻に対して彼は「ハチロクは走り屋としての俺の魂だ!」と年…
あらすじ 「映画の原点?」 大統領選挙で右派の候補者を勝たせるために、悪の闇組織である公安が空港で自作自演テロを起こし、対外排斥の機運を醸成しようと目論んだ。しかし、パソコンの大先生にしてスーパーハカーのひきこもりニートがデスクトップPCをカ…
あらすじ 「メンタルをコケにするな」 幼いころの自動車事故で両親を亡くしたヒロイン。彼女はその時に負った自動車恐怖症を克服するために女性セラピストと長距離ドライブへと旅立つ。ゲロを吐きそうになりながら耐えていると、いきなり飛び出してきた浮浪…
あらすじ 「サンキュー暴れん坊将軍、フォーエヴァー暴れん坊将軍」 アユタヤ軍とホンサワディー軍とかいう勢力が現在のタイの辺りでボコり合うという本作の美点はアユタヤ軍の兜である。それは世界大戦時のイギリス軍とナム戦時の北ベトナム軍のヘルメット…
あらすじ 「ウォーキング淫夢」 遠くない近未来。地球人はマ・ハール星人と交戦状態に突入。マ・ハール星人の投入した悪夢兵器により地球軍は大損害を被っていた。その悪夢兵器のもたらす効果は甚大で、例えばある女性兵士は元カレの夢をみてうなされたり、…
あらすじ 「国民突撃隊」 わけのわからん疑似科学理論によってロサンゼルスがマグマでフッ飛ぶという本作はどこに出しても恥ずかしくない量産型のディザスター・ムービーである。 最初からもう申し上げておきたいが、本作の基本骨子はスカスカもいいところで…
あらすじ 「こんなものを映画として売る配給こそが悪魔」 ネイビーシールズvs悪魔の大群!パッケージを彩るこの魅力的なコピーを因数分解してみよう。ネイビーシールズは“元”シールズの退役軍人が3人。全員が全員とも引き締まった中年太り体形を誇っている…
あらすじ 「ナショジオを見よう!」 “ある日突然すべての動物が人類の敵になったら?”このコピーを読んだ刹那、「そもそも動物って人間の味方だったっけ?」と疑義を呈したある淑女の指摘に敬服しつつ本作を紐解いてゆきたい。 本作は単にカラスや犬がヒュー…
なんやかんやいいながら好きで書いていたこのブログを、まさか3ケ月間半以上放置せざるを得なくなるとは思いませんでした。 さすがにここまで放置した以上は、このようなブログを見に来てくれている極一部のコアな人類に対する説明責任を果たさなければいけ…
あらすじ 「正々堂々なれど浅慮」 車型の捕食生物が人間を食べるぜ!なんやねんその捕食生物って、という疑問に対し本作は「深海に棲むイカはヤバイ能力を持っていてうんたらかんたら」と説明台詞を展開、ひろゆきレベルの論点ずらしによる詭弁論理学により…
あらすじ 「ワニは置いといてスベろう(笑い的に)」 パッケージに君臨し視聴者を威圧せんとする巨大ワニ。これが本作において登場するのは上映時間92分のうちせいぜい10分弱である。これを弱小戦力のネズミ輸送と捉えるか、小規模企業の管理職が言いがちな…
あらすじ 「パリピ以外は殺すな!」 なんかヤバい疫病のせいで人類のほとんどはオーマイガッデムとなり文明は崩壊した。生き残った人類は槍や弓といったハイテク兵器で武装して狩猟生活を営むという原始系YouTuberと化していた。 主人公である陰キャはオヤジ…
あらすじ 「エイリアン(直球)」 「女子大に隕石が墜落したからその破片をアクセにして学生に売ろう!」という微笑ましい防疫計画から物語は始まる。主人公のオッサンは女子大教授という設定であるが、彼には何の魅力も無く、当然の如く彼の学識は何一つ発…
あらすじ 「ゾンビが(中略)死ぬ」 「全編POVで描く地獄めぐりの旅へようこそ!」。そう謳うパッケージが品質保証する通り、本作は80分間を虚空に投擲する地獄である。この手の作品のレビューで何度か言及しているような気がするが、結局POVという作品形態…
あらすじ 「遅いストレート球」 ヤクザに農園をパクられそうになったから殺そうという小細工なしのド真ん中ストレート。誰がどう見ても手垢まみれの量産型ストーリーラインである。「西部」とか「ウィンチェスター」とか「コルト」とかいうワードを聞いたら…
あらすじ 「お酒は二十歳になってからでもヤバイ」 仕事でやらかしまくったハゲデブの脚本家が酒に逃げて無事立派なアル中へと成長したあげくに妄想でラリって自殺するという、どこに出しても恥ずかしくない馬鹿の品評会が本作のガワである。 ハゲデブの妄想…
あらすじ 「ボディパニッシュメント(適当)」 調子こいてるヤンキーのメスガキをキリスト教系の寄宿学校で厳しく教育しよう!これを日本語に翻訳すると「Totsuka Yacht School」となります。殴ればガキが更生するという理屈は日本だけでなく万国共通の浅慮…
あらすじ 「警備員をバカにするな」 廃炉間近の原発に攻撃を仕掛けてきたテロリストが警備員のオッサンに射殺されるという本作はキャラ無しアクション無しの大迫力巨編である。 主人公のオッサン警備員は「俺はギャンブルに弱いんだ」とキャラ付けを試みるが…
あらすじ 「人間は中身!(ダウト)」 パッケージにズッシリと貼付された、豊満なボディ・モデルの四肢とその上に載せられたポプテピピックの雑なコラージュみたいな顔面を見た刹那に、私は期待した。「この微笑みデブがポルノを変えてくれるかもしれない」…
あらすじ 「こどもにやさしい社会を!(選挙ポスター風偽善)」 時は1945年、舞台はヨーロッパ西部戦線。濃いヒゲのアメリカ兵と薄いヒゲのアメリカ兵が戦場から脱走した。2人は拳銃を突き付け合って罵り合うラブリーなジャーニーを満喫する。彼らが馬を見つ…
あらすじ 「映画はコンセントレーションですよ(適当)」 オオカミ人間ならぬハイエナ人間が田舎町で人を襲ってくるからハンターが反撃するという、脳を使う余地が1mmも無い模範的低予算低知能映画の1つに数えられる本作だが、意外にも序盤のつくりはそれな…
あらすじ 「汚いジュマンジ」 パーリーピーポーのお兄やんがリゾート地の小汚いハードオフの劣化版みたいな店で変なボードゲームを購入する。それをツレ達とプレイしていたらみんなゲームオーバーになって続々と死んでいくという地球環境にやさしいヒストリ…
あらすじ 「以心伝心」 地盤沈下で町がヤバい。ヒロインの地質学者は「町の地下を走る廃坑がきちんと埋め立てられていないことが原因や」と叫び、廃坑を管理している企業のオッサンに突撃するも「頭おかしいのかねチミィ」と言われ放り出される。それならワ…
あらすじ「なんで頭撃ったら死ぬの(今さら)」 ゾンビがあらわれた!(中略)人間は戦い続けている・・・。といった特に代わり映えもしない量産型のセカイ崩壊系ゾンビ映画である本作を評価するには寛容のゲージを振り切らねばならないだろうし、振り切る必…
あらすじ 「ブラックホーク・ダウン!←違う←違わない←違う」 舞台は2004年。対称戦後、非対称戦に突入したイラクのとある街ではヒャッハーな反米民兵が市役所をボコろうとしていた。市役所を守備するのは40人のポーランド軍と同数のブルガリア軍、そして300…