読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

ディープ・クラッシュ

f:id:public-technocut:20151103000400j:plain

あらすじ
核兵器を搭載したロシア軍原子力潜水艦インフェルノイスラム系テロリストに乗っ取られた。彼らの目的はアメリカへの核攻撃。その航路に偶然遭遇したアメリカ軍原子力潜水艦マンタは核攻撃を阻止するため戦いを挑む。」

 

地獄vsマンタなんて勝負にも何にもならないんじゃないかとの思いを振り切って鑑賞へと臨む。アメリカ側の艦長は以前航海中に事故を起こした経験を持ちながら、なぜか引き続き艦長を任されるという謎設定。その一方で艦長の責任を追及するための法務官が乗り込んできて、ことあるごとに「軍法会議にかけるわよ」と脅しをかけ指揮系統を混乱させる。テロリストもテロリストで仲間割れを起こす体たらく。隠密的にアメリカへ接近し核を撃ちこむのが目的のくせに、たまたま通りがかったタンカーをその場のノリで撃沈したあげく「これで石油の価格をコントロールしたぜ」とのたまう経済通ぶりをも見せつける。

 

 やがて両艦は互いを認識し撃ち合いになるのだが、共に魚雷が何発当たっても沈まないテレビゲームのような戦闘が繰り広げられる。特にアメリカ側の「撃ち返せ」「敵はステルスで見えません」「いいから撃て」この流れで発射された魚雷が見事命中した時には根性論の万国共通性に思いを馳せた。双方決定打を欠く状態でアメリカ軍艦長の提案した作戦は「原子力エンジンの出力を120%にしてエネルギーを小型潜水艇へ送り込み、その潜水艇で体当たりをかける」という非常に人道的な作戦だった。世界の覇権国家アメリカ、その最新科学と技術の極みである原子力潜水艦の選んだ道は、半世紀以上前に極東の島国が選択したものから一歩も進化していなかった。

 

 この潜水艇に乗る男優もいまいちパッとしない。シケモクを吸いながら「まずいタバコだぜ」などとハードボイルドを気取っているが、根暗なクレーマーにしか見えないそのオーラ。このオッサン、「テロリストのボスに部下を殺された因縁がある」という設定持ちで、特攻の際にも「テメェらは地獄に送ってやる」と鼻息荒く突っ込んでゆき、見事玉砕大爆発。ちなみにテロリストは死にませんでした。

 

 最終的には水中では発射できないトマホークというミサイルをなんとか根性で発射してテロリストを倒しハッピーエンド。結論、根性論は最強。

 

総合評価・星3つ(500円の価値有)

★★★☆☆

 

以上