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ディストラクション 合衆国滅亡

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あらすじ

「余計なお世話」

 

 舞台は廃棄されることが決まった米軍の化学基地。主人公である女将校は夫と主に撤収前の最終チェックを行っていた。後々化学物質が漏れたりして地域住民に迷惑がかかってはいけない、そう考えて彼らは仕事をする勤勉な軍人である。

 

 チェックも終わりと思われたその時、変な天パのオッサンが基地の中に車で特攻をかましてくる。彼が警備隊に射殺されないのは御愛嬌といったところか。天パは「ウチのオカン曰くこの基地にはヤバイもんがあるんや。それがホンマにあるんか確認したいんや。でも見つけても何もするなや」と請願権を行使する。

 

 彼の言う通り施設を再チェックすると確かに隠し部屋が存在し、中には怪しげなタンクが鎮座していた。天パは「開けるなよ、絶対に開けるなよ!」と叫ぶが「変なタンクほったらかしにできるわけないやろ」と軍に華麗にスルーされる。そしてダチョウ倶楽部的にタンクが開かれるとそこには変なオッサンの死体が。そこから何か根っこみたいなのが生えてきて人を殺しまくり、主人公の夫も犠牲になる。オマケに基地も壊滅する。

 

 主人公と天パは過去の資料を調査する。その結果、天パのオヤジがマッドサイエンティストであり根っこ兵器を開発していた事、根っこ兵器は様々なエネルギーを取り込んで自らの栄養としてしまうため攻撃が通じない事が明らかとなる。なお偶然天パの血が根っこ兵器を消滅させる抗体となることがわかるが、正直意味が分からない展開だったので考えない方がいい。

 

 天パの血が根っこ兵器に効く。その事実から導き出された対処法は「天パがリストカットして出した血を体中に塗りたくって根っこに突撃」である。正直怖い。何でリストカットなんだ、効率よく血を抜くなら注射器とかあるだろ。しかし天パは主人公と共に根っこ兵器の懐に潜り込み、リストカット連斬により血をダラダラ流してYou Winである。

 

 褒めるところも貶すところも特に無いっちゃあ無いのだが、やっぱりリストカットは勘弁してほしい。あれは見る方が辛い。せめて手の平とかにしてほしかった。見た目のインパクトが欲しければ肩でも良かっただろう。すなわち肩を切って血を上腕に塗って蒙古覇極道である。ふあっはははどうだもうどこへも逃げ道はないぞう~うはうはひゃひゃ。

 

 

総合評価・星3つ(500円の価値有)

★★★☆☆

 

以上