ワンコイン・ムービ-レビュー

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バトルオブロサンゼルス

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あらすじ

「ファッキンジャップ」

 

 ある日ロス上空に無意味にデカい円盤が現れてビームでビルをなぎ倒す微笑ましいシーンから物語は始まる。円盤を撃墜すべく空軍の基地司令は「特攻でもかまわないからブッ殺して来い」とパイロットを一銭五厘扱いする人材マネジメント能力を表出させる。

 

 出撃したF-16戦闘機は高品質CGの援護を受けVTOL機みたいな機動を描き撃墜される。空軍が劣勢となる戦闘の中、第二次大戦中の戦闘機であるコルセアが空軍基地に着陸する。基地司令はコルセアのパイロットを見ると「お前は第二次大戦中にロサンゼルスの戦いで行方不明になった奴やな!よっしゃ!一緒にデュエルしようや!」と凄まじく物わかりの良い態度で彼を迎え入れた後、シングルアクションアーミーという19世紀のピストルでUFOにタイマンを挑み見事玉砕した。

 

 主人公である黒人の基地警備兵はコルセアパイロットを秘密のセクション(笑)に送り届ける任務を負う。UFOからの銃撃や地上投下された無人兵器の攻撃により損害を受けつつも進んで行く。その道中で彼らは青いタイツと日本刀で武装したキャッツアイのパクリみたいなオバハンを仲間にする。

 

 秘密のセクション(失笑)についた彼らは、そこに異星人の捕虜がいることを知る。するとコルセアパイロットはスーザン・ボイルと化し超音波で捕虜を殺害する。ちなみに捕虜を殺す必要性についての説明は最後までなされない。

 

 そして主人公と偽キャッツはセクションが接収していた旧式の宇宙船を操縦して円盤へと突撃する。なお宇宙船の操縦については「三次元的で直感的によ」と分かりやすい説明がなされる。円盤にたどりついた彼らは変なデカい触手と戯れてこれを爆破。円盤も爆発する中、主人公は宇宙船に乗り込みウホホホーウと叫びながら憎たらしい顔でバリアーを張って脱出してフィナーレである。

 

 本作は全体的に安定した低品質である。しかし基地司令や偽キャッツといった一癖あるキャラクターや、低品質を通り越して印象主義を感じさせるまでに昇華されたクソCGが本作を憎めない児童作品の様に演出してくれたおかげで不快感はほとんど無かった。

 

 なお基地司令が言及していた「ロサンゼルスの戦い」について。これは神国日本がその精神力を持って米鬼を駆逐した稀有な戦いである。一応リンクを張っておくので暇な人は参照されたし。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

 

 

総合評価・星3つ(500円の価値有)

★★★☆☆

 

以上