ワンコイン・ムービ-レビュー

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クッキング・ショー

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あらすじ

「キスしてフェラしてクンニして合体の繰り返し」

 

 「料理の鉄人もビックリの超過激クッキング・ショー放送開始!!」というキャッチコピーに加えて86分というポルノにしては長めの上映時間を見て私は思った。「これはポルノタッチのコメディ映画やな!」残念ながらその考えは甘すぎた。本作は徹頭徹尾、ただ男女が絡み合うだけの腐れポルノである。

 

 ファースト・ファックではスローモーションが多用されていたことに気が付いた。男優のピストン運動やクンニのシーンをスローで鑑賞することに何の意味があったのかまでは不明である。なおこのファックではカメラのアングルがこまめに切り替えられていた。もちろんこれは当世風の味付け演出などではなく、敵からの強制跳弾を誘発するための昼飯の角度である。

 

 セカンド・ファックでは斬新な演出がみられた。それはサーモグラフィーを通して女優を映す演出である。想像してほしい。プレデターが獲物を観察する視点でヌードのポルノ女優が映し出されるのである。全くエロくない。それどころか失笑ものである。

 

 サード・ファックではついにシリコンの偽乳が登場する。男優はそれにクリームを塗りたくって舐めていた。それ以上でもそれ以下でもない。

 

 フォース・ファックでは再びプレデターの悪夢が再燃する。しかもファースト・ファックで見られたスローモーションまで組み合わされる悪夢の超魔合成である。ロックマンで倒したボスが再び立ち向かってきた感がするこの幻惑的なクソファックが早く終わることを願いながらも、鑑賞のため目を見開かなければならない苦痛は血の味がした。

 

 フィフス・ファックとシックスス・ファックは適当に絡み合っていた。なんかスローモーションでおっぱいがぶるんぶるんしていたような気もするが大局にはなんの影響もないだろう。

 

 一番許せないのは『クッキング・ショー』と銘打ったタイトルの割にはでてくる料理が残飯とゲロの混合物のように見目麗しく食欲をそそる点である。チャーハンを作ろうとしたのだろうか、油でベチャベチャになった両生類のような物体を前にしては、英雄ダントンの寛容をもってしても救うことはできないだろう。食い物を粗末にするな。現場からは以上です。

 

 

総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)

★☆☆☆☆

 

以上