ワンコイン・ムービ-レビュー

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フローズン・アフター20XX 孤高のドクター

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あらすじ

「どう見てもウェスカーさんだが全く違う」

 

 未来の世界。それは氷河に包まれた寒い世界。あたり一面の雪景色を背景に1人の医者が降り立った。彼は大富豪の館へと足を向ける。屋敷に入ると屋敷しもべ妖精が出迎えてくれた。と思いきやその屋敷しもべ妖精のような顔をした女は大富豪の娘だったのだ。彼女は遺伝子の異常で膝から先の脚が無い。ちなみに名前はクララである。名前を『ハイジ』からパクり、顔面を『ハリー・ポッター』からパクるとはなかなか贅沢な女である。

 

 医者は彼女の脚を再生するためにオジー・オズボーンオクレ兄さんにしたようなオッサンから義足を購入してクララに接続する。移植は成功してクララは大喜び。クララの父である大富豪も大喜びするも、彼は自分の部下たちから農民一揆をおこされ無事死亡した。

 

 ここで医者の持つ持病が明らかとなる。彼は心臓に病を抱えており、いつ死ぬかわからない身なのだ。するとクララは「私の心臓を捧げるわ!」とトチ狂う。調査兵団と化したクララの心臓を移植したおかげで医者は助かったが当然クララは死亡。医者の泣き顔を映してエンドロールである。

 

 特に盛り上がりも盛り下がりもなく淡々と脚を治療するだけといっても過言ではない本作から魅力を見つけようとする試みは徒労に終わった。舞台を近未来の氷河期に設定した理由も、親父が農民一揆を食らって粛清されたのも、オジー・オズボーンが義足を売っているのも全てが意味不明である。

 

 本作は一体何を表現したかったのか残念ながら私の低性能な脳みそでは皆目不明であった。この先はキミの目で確かめてほしい(ファミ通の攻略本風に)。

 

 

総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)

★☆☆☆☆

 

以上