アダルト♂スクール
あらすじ
「ウェーイwww」
自分が出張している間に恋人が乱交していた、そのショックで主人公は大学近くの一軒家に転地療養する。そこで仲間たちと社会人サークルを運営してパーリーピーポーでウェイウェイするのだ。本作の軸はこの社会人サークルでの充実したハプニングにある。
しかしながらこの社会人サークルの一体何が魅力的なのか、なぜこの社会人サークルが人々を引き付けるのかというところが全くと言って表現されていない。実際このサークルが何をしているかと言えば90歳のジジイをレスリングに出場させてショック死させたり、コンクリートブロックの重量でチンポを引っ張ったりというバカの二乗もいいところの活動内容である。こんなサークル入りたいと思うか?だがストーリーはご都合主義というリニアレール上を苦も無く滑走していく。
登場人物は擁護可能だろうか。答えはデザグレアーブルである。メインキャストである主人公の友人二人はその多い登場回数に比例した不快指数を提供してくれる。「お前のため」とかほざきながら主人公の家を別荘代わりに改築するリーゼント野郎…、アル中の分際で酒をかっ食らい全裸で車道を疾走するデブ…、ただただ汚くギャグにもなっていない絵面には閉口しきりである。
女性陣がフェラチオの勉強会でパーリーピーポーといった下品なギャグはパッケージから予想してしかるべきなのでここではとやかく言わない。しかし登場人物の魅力ゼロ、彼らが活動する舞台も魅力ゼロというのではもうどうしようもない。92分間パーリーピーポーのアホ面を鑑賞する本作をコメディと呼称することが許されるならば幼稚園児のお遊戯会はブロードウェイのミュージカルである。
総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)
★☆☆☆☆
以上