ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

ボディスピード フルスロットル

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あらすじ

「ない」

 

 ポルノの皮を被った良作を、またはポルノだからこその良作を求めて、宇宙船テクノカット号は出発した。実に素晴らしい旅であった。まるでガダルカナルで避暑を過ごした一木支隊のようだといえばその快適さが伝わるだろうか。

 

 ストーリーは総菜弁当の隅っこに鎮座するパセリほどの価値もない。バイクが好きな白人たちが痴話げんかをしつつバイクに乗る。それだけである。申し訳程度に挿入されるバイクレースのシーン。その体感速度は時速50㎞といったところか。おまわりさんも大喜びである。格ゲーのような安くとげとげしい効果音。銃声は100円ショップの火薬銃である。

 

 ラストではドラクエのモンスターのように唐突に出現してきた黒人のギャングが白人をどつきまわして金をパクるもSWATが突入してきて黒人もまたパクられるという爽やかなラストである。SWATが持っていたMP5のブロップガンの質感が結構よかったなあと思いました。

 

 では本作のメインであるファックについて語ろう。まずは1stファックである。大型バイクを前面に押し出した美術。カメラは左に傾いている。そして俳優は合体する。映像から察するに、おっかなびっくりボクもカノジョにライドオンってか?バイクだけに。やかましいわ!注目に値するのは女優の乳である。おそらくは雑な豊胸手術のせいだろう。偽乳が肉体から浮き上がり小さめの真円を描いている。まるで目玉おやじのようだ。だからなんだよと自問した私を誰が責められるだろうか。ついでにいうと、この女優はファックがエキサイティングするにつれて高橋真麻のような鼻に変形する。明日得する情報であることは間違いない。

 

 2ndファックでは女優が首にかけたシルバーアクセサリーがジャラジャラと存在感をアピールしていた。それに対抗するように、偶然だろうか、男優もシルバーを付けていた。乳首に。牛の鼻輪のようなそれがギラギラと光る。だから(略)。なお女優は天然乳である。

 

 3rdファックのロケーションはなかなかダイナミックだった。ファックする俳優の背景で存在感を確立するのは3基の巨大なボーリングマシン。規則正しく動くそれらは足並みをそろえない。それがせかせかと、そしてゆったりとした空間の演出に効果を発揮している。本作で多少なりともまともだと思えたのはここだけである。まあここにしてもPVの域は出ないと思うが。なお女優は偽乳である。

 

  4thファックは最低最悪である。あえぎ声がクッソやかましい。挙句女優の語彙が「Fuck!」しかない豊富さ。真にファックなのは貴様の頭だと言ってやりたい。当然偽乳である。

 

 5thファックは2人の女性によるおしゃぶりである。しゃぶられている男はドル札をばらまきながらご満悦。しかしそのドル札がコピー丸出して非常に安っぽい。こんなに悲しいおしゃぶりを見たのは初めてかもしれない。乳は映らなかったので判別付加。

 

 今回は失敗に終わったが、次回のポルノの旅が読者の皆様にとって少しでもお役に立てることを願いつつ筆をおく。

 

 

総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)

★☆☆☆☆

 

以上