ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

劇場版そらのおとしもの -時計仕掛けの哀女神-

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あらすじ

「筋が無いので書きようが無い」

 

 初めに謝罪しておきたいが、今回の記事はレビューとは程遠いメモ程度のシロモノにしかならなかった。己の力量不足を恥じるばかりである。

 

 アニメにも食指を広げてみようとワゴンを漁っていて見つけた本作であるが、「劇場版」と書いてあるからには私の様な初見者でも理解可能な構成になっているのかと思ったのが全ての間違いだった。1時間半の内の約7割はツギハギの映像である。劇場版というよりはアニメや原作好きのための総集編と言った方がより適切な表現ではないだろうか。

 

 ダウナーだのシナプスだのいう単語が説明無しに登場するだけでもう訳が分からない。登場するキャラクターの行動も異常である。グライダーで校舎から飛び立ち流血沙汰を起こすメガネ男子。女子生徒のパンツが編隊飛行するシーン。宗教施設で行われるサバイバルゲーム。学園祭では黒髪の小男が乳首の歌を歌いだし、夏祭りではパンツをかぶった変態がおっぱいを揉むプロレスが行われる。雪合戦では暗黒中世の戦争で使われていた投石機が持ち出され、金髪女はウサギ小屋の中で生のニンジンを貪り食う。乳首の歌を歌った小男は新入部員の女子にエロいコスプレを強要したあげく、パンツをネタにした寿司を食べさせようとする。ちなみに彼は「平和が一番」という信念を持っているようだが、彼の持つ平和概念には女性の人権は含まれていないようである。あの世のオランプ・ド・グージュが見たらさぞ喜んで発狂するだろう。

 

 ラストは女子の新入部員がサイボーグ化して自爆して死亡してエンドである。後味が悪いにも程がある。

 

 総集編なら総集編として映画以外のワゴンで売り出してほしかった。これは制作サイドやショップの店員にも問題があるだろう。私の様にアニメについて大して知識の無い人間からすれば、総集編など見たところでどうしようもないのだから。

 

 今回は残念な結果に終わってしまったが、たかが一度の失敗であきらめるというのはさらに愚かな選択である。私はこれからもめげずに様々な世界を切り開いてゆく心がけを忘れない。

 

総合評価・星2つ(500円の価値無)

★★☆☆☆

 

以上