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ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

ターミネーターズ

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あらすじ

「スイッチ1つで家電が人殺しに!」

 

 本作中ではTRと呼ばれる政府の認可を受けた汎用ロボットが世界中に普及している。しかしTRを動かすプログラムがテロリストによって書き換えられてしまいTRは凶暴化。大統領が「どないするべえか」とかほざいている間に人々は殺され町は壊滅、ついでに大統領の首も折られてしまう。

 

 ここで1つの疑問が沸く。TRは様々な産業や家庭労働において活躍しているという、いわば家電的な立ち位置として設定されている。にもかかわらず彼らは銃撃を物ともせず突き進み一撃で人間を殴り倒し、3点バースト拳銃で銃弾の雨を降らせる。汎用家電にそんんな能力が必要か?いやそんなはずはない(反語)。射撃管制装置と防弾耐爆性能を備えたルンバに存在価値が無いのと同じである。おそらくこのTRを開発したのは日本企業であろう。「良いものをつくれば売れる」というジャップの狂信的ガラパゴスマーケティングがこの愚かな製品を生んだと考えるのは邪推であるとは私は思わない。

 

 さて、ストーリーはグダグダの一言である。保安官が生き残りを集めてちんたら戦いながら謎の兄ちゃんと合流する。兄ちゃんは「宇宙船を飛ばして本部へ行きTRを制御する必要がある。そのためには燃料が必要だ。」と提案する。まさかのおつかいイベント発動である。

 

 ロールプレイングゲーム等ではよくみられるこの「おつかいイベント」。例えば「光の門を開けるには、ミスリルの剣と銀の槍が必要です」といった類のものである。これはあくまでゲームだから楽しめるものである。アイテムを集める過程でダンジョンを探索したりモンスターと戦ったりイベントを楽しんだりする、そこには確かに娯楽性があるだろう。しかし映画内でのおつかいイベントは、ただオッサンたちが森の中をウロウロしているのを虚ろな目で見るだけという娯楽と対極の位置にある時間の消費方法であることに疑いの余地はない。銃を持ったTRよりこのイベントの方が100億兆倍恐ろしかったことは断言できる。

 

 とりあえずなんやかんやで本部につくと、TRは全ての機能を停止、そのエネルギーを親玉であるTRに送り込み始めた。この親玉TRの造形はなかなかカッコいいラスボス感をいだかせてくれるものであった。それは初代バイオハザードタイラント第1形態をメタルフレームにした感じと言えば伝わるだろうか。ラスボスTRは次々と生き残りを瞬殺していく。そこに保安官が飛び込んでくる。なんと実は彼はTRだったのだ(棒読み)。保安官を犠牲にしてヒロインが隔壁を閉めてラスボスTRを隔離、The Endである。せっかくラスボスはかっこよかったのにまともな戦闘シーンを一切出さなかったところに制作陣の悪意を感じる。そもそも閉じ込めただけでその後の処理はどうするのか実に興味深い。

 

 本作は「解決」や「見せ場」という要素をガムテープでくるんで便所に無理やり流し込むがごとき無責任なファッキンクライストムービーである。

 

 

総合評価・星1つ(神が憐れむレベル)

★☆☆☆☆

 

以上

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