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ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

キングス・ウォリアー

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あらすじ
「王女様を守るんや」

 

 本作のヒロインである王女が隣国で結婚式を挙げるための道中で盗賊に襲われる。彼女を守りながら騎士団長の主人公は逃走するが、その途中で、消火活動が終わった後の廃屋のような頼もしいがっしりとしたつくりの残骸を見つけ、「ここは防御に最適だ」などとトチ狂い籠城戦の準備を始める。

 

 盗賊の中には騎士団の裏切り者が幹部クラスとして紛れ込んでいた。彼は「我々は兵力において騎士団の5倍以上と圧倒しているため、敵が防衛体制を整える前に正面から全力で叩き潰そう」と正論を提言するが、盗賊の首領は「俺は俺のやり方でやる」とこの案を一蹴する。さて、この俺のやり方とやらであるが、それは兵力を小出しにして敵を小突いて返り討ちを喰らうという実に高知能な人材活用術である。この戦術は「戦力の逐次投入」という非常に優れた最良の策であり、史実においても大日本帝国軍がこの戦術を用いてガダルカナルの戦いで結果を出したことは有名である。さらに首領は部下が次々と死んでいく中、連れてきた女召使に靴を磨かせながら酒瓶を片手に飲んだくれるという指揮官の鑑と言える醜態をさらしており、その姿からは名将・牟田口廉也に似た威厳すら漂ってくるようである。

 

 これらに憤怒した裏切り騎士は首領をブチ殺し指揮権を掌握。正面攻撃によって主人公の防衛陣を突破して王女を手中に収めることに成功する。しかし主人公も負けてはいない。乱戦の中追いすがり、裏切り騎士との一騎打ちを展開する。このような「主人公とラスボスによる正面切っての決闘」というシチュエーションは私の大好物であり、期待は膨らみボルテージも上昇してきた。しかしながらこの一騎打ちの結末は「王女が、裏切り騎士を背後から刺し殺す」という正々堂々とした美しい横やりによるフェアな幕引きに終わった。私のテンションがバブル崩壊後の株価のように爆上がりしたのは言うまでもない。

 


総合評価・星3つ(500円の価値有)
★★★☆☆

 

以上