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ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

ステイト・オブ・ウォー

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あらすじ
「1982年に勃発したイギリス対アルゼンチンのフォークランド紛争。その戦いをアルゼンチン軍の一兵士の視点から描く。」

 

 本作品は戦争の悲惨さを描いた至極まともな映画であった。空と海はイギリス軍の手中に落ち、アルゼンチンの兵士達は連日空爆や砲撃を受け続ける。壕の中での泥まみれの生活、上官からの体罰に最悪の食糧事情。日々の警戒任務で神経の休まる暇もない。病気になって後方へ搬送されるためにわざと小便を飲むことまでする兵士まで出てくる始末。やがてイギリス軍が上陸し、激しい戦闘が繰り広げられる。仲間たちはバタバタと倒され部隊は壊滅。結局戦いはイギリスの勝利に終わる。帰国の道につく兵士達であるが、戦後彼らを待ち受けていたのは地獄だった。

 

 出征の時には皆兵士たちを英雄だともてはやしていたのに、戦後は全く彼らを気にかけない。戦いで片足を失った戦友は除隊後、職にあぶれ酒とドラッグに溺れて自殺してしまう。元兵士の自殺者は彼のみならず多数に及び、戦死した兵士の数と戦後自殺した元兵士の数が同数となるほどの社会現象として現れる。

 

 なんとか社会復帰することができた主人公は、かつての戦場跡に赴き心の整理を付けようとする。その時かつての戦友の遺品を見つけ、彼は泣き崩れて物語は幕を閉じる。

 

総合評価・星3つ(500円の価値有)
★★★☆☆


以上