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ワンコイン・ムービ-レビュー

ワゴンセール等で500円程度で投げ売りされている映画を愛するブログ

ラスト・アナコンダ

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あらすじ

「警官隊とギャング団は銃撃戦の末に秘宝伝説のあるジャングルに入り込んでしまう。そこには恐ろしい魔物達に、ヴァンパイアの村があったのだ。」

 

 本作品の全体的な出来は結構マトモなものである。ワイヤー丸出しのアクションや、ナイフ一振りで首がちぎれ飛ぶアナコンダ、森を知り尽くしている老練の狩人がただの足手まといだったりと突っ込みどころはあるのだが、俳優陣の汗臭い演技がそれをカバーしている。特に主人公の若手警部を補佐する初老の刑事役の男優が実にいぶし銀である。主人公に随時適切な助言を与え、戦闘でも若手刑事に負けず前衛を張る。ヴァンパイアとの最終決戦では片腕をもがれながらも白兵戦で刺し違えるガッツを見せつける。

 

 500円にしてはかなりの良作ではあるのだが、ある1人の男のインパクトにより本作品の印象は大いに変わってしまったのである。問題のシーンはヴィーという刑事が夜中、妖女の魅惑により性交を強いられ、精力を抜き取られて殺されるというシーンである。この際、偶然その現場を目撃したムック刑事は、同僚を助けるそぶりすら見せず突然チャックを下ろして自らの性器を激しく摩擦し出したのである。

 

 みなさん考えていただきたい。もし目の前で同僚がレイプされようとしていたら、人はどのような行動をとるだろうか。大まかに考えれば3つのパターンが想定される。1つは間に入ってレイプを止める。勇気のある人間ならこの選択肢を選ぶだろう。そこまでの勇気が無くとも周囲に助けを求めるという道もある。大抵の人々はこの選択肢をとるのではないだろうか。臆病な人間なら恐怖のあまりその場から逃げ出してしまうだろう。褒められた行動ではないが、人間みんなが強い生き物ではない。逃走ということも十分考え得るだろう。

 

 しかしムック刑事はこれらの行動とは一線を画したオナニーという第4の選択肢を我々に提示した。一般市民とは違う訓練された警官が、ギャングを追跡する危険な任務に従事中の警官が、丸腰ではない武装した警官が、闘うでもなく救援を呼ぶこともせず、かといって逃走もしないでマスターをベーションする光景は忘れたくても忘れられない記憶として脳内に残り、この映画の印象に甚大な被害を及ぼしたのである。

 

 

総合評価・星3つ(500円の価値有)

★★★☆☆

 

以上

 

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